性感染症について記載しています。
不安なことがありましたら遠慮なくスタッフへお声がけください。

性感染症

性感染症は一人が感染すれば、性的パートナーも感染することが多いです。
気になる症状があれば、率直にご相談ください。性交渉のほか、オーラルセックス、アナルセックスでも感染します。
症状としては、性器やそのまわりが腫れた、水ぶくれやブツブツができた、性器やそのまわりがかゆい・痛い、おしっこをすると痛い、おしっこに血やウミが混じる、おりものの色が異常・ひどくにおう、急に増えたなどがありますが、無症状の場合もあります。
性感染症を100%予防出来るわけではありませんが、性感染症の予防にコンドームの着用は有効です。不特定の人とコンドームの着用をしない性交渉といった感染リスクの高い行動をしてしまった、性的パートナーが性感染症を指摘されたなど、不安なことがあれば、必ずご相談ください。

性器クラミジア感染症

詳しくはこちら

クラミジア感染症はクラミジアトラコマチスという細菌によって引き起こされる感染症です。
あらゆる直接的な性的接触によって感染を引き起こし、正確な人数は分かりませんが、感染者数が100万人以上いると推測されています。特に10代後半から20代にかけて感染者が多く、初期症状が少ないために、自分で感染者と気付かずに、パートナーに感染させてしまうこともあります。
クラミジアトラコマチスは咽頭にも感染しますのでオーラルセックスからの感染例も多く報告されています。
放置した場合、炎症が腟から子宮頸管、卵管、さらに腹腔に広がり、下腹部痛の原因になったり、不妊症や異所性妊娠(子宮外妊娠)、流早産の原因になったり、赤ちゃんが肺炎や結膜炎などの病気になる可能性があります。男性も炎症が尿道から精巣へ進むと無精子症になることがあります。抗菌薬の飲み薬で治療できます。

淋菌感染症

詳しくはこちら

淋菌感染症(淋病)とは、淋菌といわれる菌が原因となって発症します。
主に男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎を起こす性感染症です。性行為などによって感染する可能性が高いです。また、同時にクラミジアにも感染している場合もあります。
近年ではオーラルセックスによって咽頭に感染し、口から口、口から性器、性器から性器と感染していくこともあるため、自覚症状がないこともあり、知らないうちに感染していたということもあります。抗菌薬の点滴で治療することができます。

トリコモナス腟炎

詳しくはこちら

トリコモナス原虫の寄生によって起こる感染症です。
性交渉で感染しますが、まれに浴場やプールで感染することもあります。
おりものの増加、外陰部のかゆみなどの症状が出ますが、無症状の場合もあります。抗菌薬の飲み薬や腟錠で治療ができます。

尖圭コンジローマ

詳しくはこちら

尖圭コンジローマとはHPV(ヒトパピローマウイルス)6型・11型が原因となるウイルス性の性感染症です。(稀に皮膚型のHPVが原因となることもあります)
性的接触などで皮膚や粘膜の小さな傷から侵入して細胞に感染します。その後乳頭状腫瘍(いぼ)が症状として現れます。
ただし感染していたとしても、必ず症状を発症するわけではありません。
また発症したとしても、視診で症状が確認できるまでに3週間〜8ヵ月を要するので、感染機会を特定するのは難しくなります。
痛みはありませんが放置すると乳頭状腫瘍が大きくなり数を増し、外陰部から腟へと広がります。抗ウイルス薬の塗り薬や外科切除などで治療します。HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)で予防可能です!

性器ヘルペス

詳しくはこちら

性器ヘルペスは性器やお尻の周辺に水ぶくれができる病気です。水ぶくれが破れるとびらんになります。
ヘルペスとは主に1型と2型があり、1型は口唇や顔面などを中心とした上半身に症状が出るものと、性器ヘルペスのように、下半身に症状がでるものに分かれます。
ヘルペスウイルスの特徴として初感染で免疫ができたとしても体力の低下や外傷などによって再発を繰り返すことがあるため、何度もヘルペスにかかることがあります。
性器ヘルペスは男女とも性的な活動が多くなる20代以降の年代に多く発症しています。
症状は外陰部の違和感から始まり、ピリピリとした痛みで、痛みが強いことがあります。発熱する場合もあります。治療は、抗ウイルス薬の飲み薬や塗り薬で、重症例では抗ウイルス薬の点滴をします。

梅毒

詳しくはこちら

梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症します。
皮膚や粘膜から体内に侵入し数時間でリンパ節に達し、そこから血液を巡って全身に広がっていきます。
そのため時間の経過と共に症状が全身に現れるようになります。
1期梅毒は、感染後約3週間で女性の外陰部や男性のペニス、陰嚢に小さなしこり、潰瘍ができる。痛みはないことが多い。2期梅毒は、感染後3ヵ月程度で全身に梅毒特有の湿疹が現れます。放置した場合、内臓、心血管、骨、中枢神経など全身の器官が侵されることがあります。無治療のまま妊娠すると流産や死産が起きやすく、生まれた赤ちゃんにも梅毒の症状が出ることがあります。
抗菌薬の飲み薬や注射で治療出来ます。梅毒は治療後も、定期的に血液検査で経過をみていくことが必要です。近年全国でも、長崎県でも、佐世保市でも、梅毒は急増しています。

Page Top